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CSR、環境経営に係わる環境コミュニケーション・環境教育について、
その手法やその業界別傾向、求められる要素等を当社の独自の調査と視点で毎月お届けするメルマガです。
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~人と人、人と自然とつなぐ~
SPF通信-vol.25-
2007.10.4発行
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SPF通信担当の海老根です。
先日、「江東区深川江戸資料館」に行ってきました。
ここでは江戸時代の長屋の町並みが再現されていて、
見て、触って楽しめるのですが、
江戸時代って本当にムダがないと思いました。
古着の売買、古紙・紙くずの回収、生ごみの堆肥化など、
現在行われているリサイクルは商売としてシステムが成り立ち、
蔵や火の見やぐらなどの大切な建物には、
薪などを燃やして出る灰を混ぜた防火塗料を使用するなど、
その知恵と合理性におどろきました。
◇◆◇ 本号の目次 ◇◆◇
1.コラム
主体的な取り組みが求められる生物多様性
~企業も生態系保全の環に参加を~
2.ブログ「寄り合いひろば」
新しい“森林活用のかたち”を提案するブログ
3.環境イベント・セミナー情報
(社)日本環境教育フォーラム 清里ミーティング2007
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主体的な取り組みが求められる生物多様性
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10月号の「日経エコロジー」でも大きく特集されていますが、
近年、生物多様性への取り組みに対して注目が高まっています。
国連では1992年の地球サミットで採択された「生物多様性条約」
をもとに、2010年を「国際生物多様性年」と定めました。
日本はこの2010年の国際会議の開催地に立候補し、
愛知県名古屋市に招致することになっています。
環境省は企業にも積極的な取り組みを求める方針で、
今年11月に策定される「第3次生物多様性国家戦略」では、
各主体(国、地方公共団体、企業、NGO、国民)の役割が記述され、
『企業も生物多様性保全に主体的に取り組むべき』と強調されます。
>>『第3次生物多様性国家戦略』前文(各主体の役割)より抜粋 >>>>>
企業など事業者には、生物多様性の保全に配慮した原材料の確保や
商品の調達・製造・販売のほか、保有している土地や工場・事業場の敷地
での豊かな生物多様性の保全、投資や融資を通じた生物多様性の保全
への配慮、生物多様性の保全に関する情報開示などが期待されます。
また、社会貢献活動(CSR)としての国内外における森林や里山などでの
生物多様性の保全への貢献や、企業・公益法人の基金による生物多様性
の保全を目的に活動するNGO への支援も企業など事業者に期待される
重要な役割です。
さらに、政府や生物多様性条約締約国会議など国際的な組織が提供する
生物多様性の情報に関心を持つとともに、企業活動の中で形成される
ネットワークを通じ、国内外の企業に生物多様性の保全と持続可能な
利用に関する取組を促し、連携してその推進に努めることも期待されます。
※環境省ではこの国家戦略についてパブリックコメントを募集中です。
http://www.env.go.jp/info/iken.html#531 (10月14日締切)
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また、環境教育の視点からも生物多様性は重要視され、
「持続可能な開発のための教育(ESD)」では、
大切にしたい価値観の一つとして『地球の生態系を守り、
多様性に富んだ生命共同体を思いやること』を提唱しています。
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企業も生態系保全の環に参加を
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こうした生物多様性保全への取り組みが社会的にも求められるにつれ、
企業でも森林や里山、川、干潟などでその取り組みが始まっています。
例えば、リコーグループでは、持続可能な社会の実現を目指し、
人間社会の存続に不可欠である生態系のバランスを回復するため、
環境負荷の削減に加えて生態系サービスの基盤である生物多様性の
保全を目的とする「森林生態系保全プロジェクト」を1999年度より
世界各地で環境NPOや現地と連携して進めています。
具体的には、生物多様性が豊かでありながら伐採や荒廃の危機にある
原生林や天然林を持続的に保全することを目指し、地域住民の
生活向上と森林保全とが調和する枠組みの構築に取り組んでいます。
また社員一人ひとりの意識啓発と自然環境保全の行動促進として、
「環境ボランティアリーダー養成プログラム」も実施。
さらに、2006年から『リコー・地球環境月間シンポジウム
「持続可能な社会を共創するために」』を開催し、
企業、NPO、地域住民の連携の促進も図っています。
今年は「企業活動と、生態系・生物多様性の保全の両立を目指して」
というテーマで開催し、企業やNPOなど200名超の参加で
新たな交流が生まれました。
生物多様性は、生態系のバランスを維持する上で重要である
ばかりでなく、私たち人間に生物資源(食料や燃料、衣料や装飾品、
医薬品など)として計り知れない恵みをもたらしてくれています。
そのため、地球温暖化とならぶ重要な環境問題として、
今後は、国、地方自治体、NPO、地域住民などともに、
企業も国際的に貢献する環に加わり、
一丸となって取り組まなければならない課題の一つなのです。
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ブログ「寄り合いひろば」
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新しい“森林活用のかたち”を提案するブログ「寄り合いひろば」。
企業として森づくりに関わりたい方、
また企業とともに森づくりを行いたい方に
役立つ情報をカテゴリーに分けて発信しています。
http://www.sp-farm.com/blog.html
○企業による日本の森林保全・森林活用動向調査
○企業と森林の関わり
○企業と森林の関わり方
◎企業として森林での体験プログラムをお試ししたい方は
こちら ⇒ http://tsubuyaki.sp-farm.com/?cid=32181
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環境イベント・セミナー情報
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※このコーナーではHPの「環境イベント・セミナー情報」
掲示板から ピックアップした情報を掲載しております。
下記の詳細、その他の情報、またイベント情報の提供は
こちらへ⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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(社)日本環境教育フォーラム
清里ミーティング2007
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環境教育の全国ミーティングとして期待されている
「清里ミーティング」が今年も開催されます。
全国各地から研究・教育・行政・企業・NGO・NPOなど
環境教育の現場で働く人々同士のつながり場として、
企業の方たちの参加もお待ちしています。
■日 時/ 2007年11月17日(土)~19日(月)2泊3日
■場 所/ 山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター
財団法人キープ協会 清泉寮
■参加費/JEEF会員 30,000円
非会員 一般36,000円、学生33,000円
(2泊6食の宿泊食費、資料代が含)
■後 援/ 環境省、文部科学省、経済産業省、国土交通省、
林野庁、山梨県、日本環境教育学会(申請予定)
詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
『SPF通信』2007.10.4発行
登録 http://www.sp-farm.com/melma.html
解除 s.p.farm1@nifty.com
恐れ入りますが、こちらのアドレスまでご一報ください。
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(有)エス.ピー.ファーム/S.P.Farm(担当:海老根)
TEL 03-5283-6531 FAX 03-5281-5501
〒101-0052千代田区神田小川町2-14 KT小川町ビル4F
E-Mail : s.p.farm1@nifty.com
ホームページ : http://www.sp-farm.com/
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★(有)エス.ピー.ファームは
企業の環境対策や環境コミュニケーション、環境プロモーション、
企業内外の環境教育に関するプランニング及びプロデュースするとともに、
日本の森林と里山を保全し、有効活用する
新しい社会・経済システムの構築をめざしている会社です。
Copyright (c) S.P.Farm All rights reserved.
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