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CSR、環境経営に係わる環境コミュニケーション・環境教育について、
その手法やその業界別傾向、求められる要素等を当社の独自の調査と視点で毎月お届けするメルマガです。
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~人と人、人と自然をつなぐ~
SPF通信-vol.109-
2014.10.17発行
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今月のSPF通信担当の大和田です。
先日、皆既月食が全国各地で観測されましたが、皆さんは
ご覧になりましたか?
インターネットではUstreamやYou Tubeでの中継もありました。
私も帰宅途中に空を見上げて観察しましたが、周りを見渡すと
同じように空を見上げ、携帯電話を掲げ撮影しながら天体ショー
を楽しむ人で溢れていました。
年末に向けて忙しくなるこの時期ですが、たまには仕事の手を
休めて、ロマンチックな気分を満喫するのも良いですね。
◇◆◇ 本号の目次 ◇◆◇
1.コラム
消えゆく故郷、消滅可能性都市
~林業でピンチをチャンスに変える~
2.ブログ「寄り合いひろば」
講師力が足りない
3.環境イベント・セミナー情報
「ESDに関するユネスコ世界会議」併催イベント
『企業・NPOと学校・地域をつなぐESDフォーラム』
~森林・里山を活かした環境教育の活性化に向けて~
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消えゆく故郷、消滅可能性都市
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子どもを産む年齢層の大多数を占める20~39歳の女性人口が2010年から
30年間で5割以上減る可能性があるとされ、行政機能の維持が難しくなる
とみられる自治体のことを「消滅可能性都市」として、該当する自治体が
今年5月に発表されました。
その数なんと896自治体。
全国の自治体数は約1800市区町村ですから、その数の多さが見てとれます。
自分が生まれ育った故郷が無くなる・・・もちろんその場所自体が消えて
しまうわけではありませんが、地図上から名前が消えるということは、
想像しただけでも何とも言い難いものです。
地方からの特に若い世代の人口流出が加速することにより、一部の地方の
自治体の行政機能が立ち行かなくなる。
消滅可能性都市と発表された自治体は、概ねこのような状況下にあるという
ことは言わずもがなですが、ではこのような自治体が消滅しない為に、
どのような対策を打つ必要があるのでしょうか。
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林業でピンチをチャンスに変える
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既に一部の自治体では移住者支援として、空き家を改装し低価格で提供したり、
移住した土地で結婚、出産すればその手当が自治体から支給される等、人口増加
を目指して移住者が住みやすいような環境づくりに取り組んでいます。
住居や金銭的な支援は、以前から取り組んでいる自治体はあったようですが、
ここ数年メディアで取り上げられる機会が多くなったこともあり、急激に増加
しているように感じます。
この他、人口増加が見込めるもう一つ重要なものがあります。
それは「職」です。
若者が都市部へ流出する理由は様々ありますが、その中でも
”地元(地方)ではなかなか就職できない”
ということが大きな理由として挙げられると思います。その為、職を求めて
都市部に流出してしまうのです。
当然都市部へ行けば、選べる職も多いでしょうし、チャンスも沢山あります。
でも、今こそ”地方ならでは”の職で、人口増加を目指す時ではないでしょうか。
その中で、やはり最初に思いつくのは第一次産業の、林業、農業、漁業です。
ここ数年で、田舎暮らしに憧れてU・Iターンし地方で農業をしながら暮らす人は
随分多くなりましたし、漁師を目指す若者が増えているというデータもあります。
では、林業はどうでしょう。
実は今、林業は非常に注目されている業種なのです。
林野庁が公開している林業従事者数のデータによると、林業従事者数自体は
昭和55年頃に比べるとまだまだ少ないですが、高齢者率(65歳以上の割合)は
年々減少傾向にある一方で若年者率(35歳未満の割合)は全体の10%以下という
平成2年以降は増加傾向にあり、平成22年時点では18%にまで上昇しています。
若年層の増加に大きく貢献しているといえるのが、平成15年から始まった、
新規就業者の確保・育成の為の「緑の雇用」制度による人材育成事業です。
今年5月にはその「緑の雇用」の研修生を主人公に描いた映画も公開され、
閉鎖的なイメージの強い林業という業界で働く人々やそこに関わる人々・地域の
日常を、今まで林業とは縁遠かった一般市民も知る良いきっかけとなりました。
他方、「林業女子会」なるものを結成し、それぞれ別々の仕事をしながら定期的
に集まり、ボランティア団体の管理する森林の一部を借りて下草刈りや間伐を
行なったり、森林整備のイベントを開催したりしている方々がいます。
男性色の強い職業ですが、女性が入ることにより職場の雰囲気が明るくなるという
効果は実際にあるようで、林業への女性参入は非常に意味のあることのようです。
山での作業は、常に危険と隣り合わせですし、体力的に辛い面もあります。
しかし、それ以上に森林という日本の財産を守る仕事であるという誇りを
実感することができたなら、林業の魅力をもっと引き出すことができるの
ではないでしょうか。
当社と致しましては、引き続き森林・林業の多様な立場で働く方々の人材
育成研修等に関わらせていただくことで雇用創出の一助となるよう、引き続き
取り組んでまいりたいと考えております。
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ブログ「寄り合いひろば」
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新しい“森林活用のかたち”を提案するブログ「寄り合いひろば」。
企業として森づくりに関わりたい方、
また企業とともに森づくりを行いたい方に
役立つ情報をカテゴリーに分けて発信しています。
http://www.sp-farm.com/blog.html
○企業による日本の森林保全・森林活用動向調査
○企業と森林の関わり
○企業と森林の関わり方
◎企業として森林での体験プログラムをお試ししたい方は
こちら ⇒ http://tsubuyaki.sp-farm.com/?cid=32181
【New !】ブログ------------------------------------------
講師力が足りない
http://tsubuyaki.sp-farm.com/?eid=1102695
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環境イベント・セミナー情報
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※このコーナーではHPの「環境イベント・セミナー情報」
掲示板から ピックアップした情報を掲載しております。
下記の詳細、その他の情報、またイベント情報の提供は
こちらへ⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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「ESDに関するユネスコ世界会議」併催イベント
『企業・NPOと学校・地域をつなぐESDフォーラム』
~森林・里山を活かした環境教育の活性化に向けて~
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本年11月には、岡山県・愛知県で「持続可能な開発のための教育〈ESD〉
に関するユネスコ世界会議」が開催されますが、同会議を契機として、
環境教育がさらに活性化していくことが期待されています。
そこで、企業・NPOと学校・地域等が連携して、森林・里山を活かした
新たなESD・環境教育を拡げていくために、国土緑化推進機構と経団連
自然保護協議会が連携してフォーラムを開催することとなりました。
前日には、全国的にも表彰されている学校や企業による実践現場を視察する
エクスカーションもございますので、奮ってご参加ください。
【日程】 2014年11月11日(火) 14:30~18:00
【場所】『名古屋国際会議場』レセプションホールB
(愛知県名古屋市熱田区熱田西町1?1)
【主催】(公社)国土緑化推進機構、経団連自然保護協議会
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※10~11日には、エクスカーション・ワークショップも開催します!
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[詳細URL]http://www.green.or.jp/fukyu/o_fukyu/event/entry_866.php
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近年、地球環境問題が複雑化・深刻化するとともに、グローバル化社会
においては「自ら考え、行動する」人材育成が要請され、体験型・問題
解決型のESD(持続可能な開発のための教育)の社会的役割が高まって
います。
これまで、生物多様性の主流化や森林・里山保全に向けて、企業・NPO
は学校・地域等と連携した環境教育に取り組んでおり、ポストDESD(
国連持続可能な開発のための教育の10年)に向けては、その裾野をさら
に拡げ、取組の一層の深化を図っていくことが必要です。
そこで、これまでの森
林・里山を活用した環境教育を総括するとともに、
体験型・問題解決型ESDの推進に向けて、企業・NPOと学校・地域等の連
携・協力のあり方を提言するフォーラムを開催します。
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■定員
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約160名
(定員になり次第、申込を締め切りますので、お早めにお申込下さい)
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■申込方法
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《フォーラムのみにお申込みの方》
以下の文部科学省サイト内の参加申込フォームより、お申込み下さい。
[URL]http://www.esd-jpnatcom.jp/
《ポスターセッション・エクスカーション等にお申込みの方》
国土緑化推進機構サイトの「申込用紙」に必要事項をご記入いただき、
申込先まで「E-mail」または「FAX」にてお申込み下さい。
[URL]http://www.green.or.jp/fukyu/o_fukyu/event/entry_866.php
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詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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◆◇◆間伐材で環境保全活動!◆◇◆
間伐材ノベルティグッズ&クラフトワークショップ
http://www.sp-farm.com/kanbatsu/k_top.html
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『SPF通信』2014.10.17発行
登録 http://www.sp-farm.com/melma.html
解除 s.p.farm5@nifty.com
恐れ入りますが、こちらのアドレスまでご一報ください。
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(株)エス.ピー.ファーム/S.P.Farm(担当:大和田)
TEL 03-5283-6531 FAX 03-5281-5501
〒101-0052千代田区神田小川町2-14 KT小川町ビル4F
E-Mail : s.p.farm5@nifty.com
ホームページ : http://www.sp-farm.com/
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★(株)エス.ピー.ファームは
企業の環境対策や環境コミュニケーション、環境プロモーション、
企業内外の環境教育に関するプランニング及びプロデュースをするとともに、
日本の森林と里山を保全し、有効活用する
新しい社会・経済システムの構築をめざしている会社です。
Copyright (c) S.P.Farm All rights reserved.
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