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CSR、環境経営に係わる環境コミュニケーション・環境教育について、
その手法やその業界別傾向、求められる要素等を当社の独自の調査と視点で毎月お届けするメルマガです。
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~人と人、人と自然とつなぐ~
SPF通信2006-vol.16-
2006.12.26発行
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SPF通信担当の海老根です。
今年ももうわずか。
SPF通信の新規登録者数も順調に増え、
登録いただいている皆さまに感謝申し上げます。
これからも皆さまにご愛読いただけるよう、
役立つ情報を発信していきたいと思いますので、
ご意見・アドバイス等いただければ幸いです。
来年もよろしくお願いいたします。
◇◆◇ 本号の目次 ◇◆◇
1.コラム
だれのため?環境報告書ダイジェスト版
~目的は”作ること”ではなく”伝えること”~
2.ブログ「寄り合いひろば」
○企業と森林の関わり
「人工林と生物多様性編」
○企業が取り組める森林保全・活用方法
「企業と森林の関わり方 ~一般市民・従業員や
その他のステークホルダーを対象とした啓発活動・情報提供編」
3.環境イベント・セミナー情報
(1)環境・社会報告書シンポジウム
~ 責任から信頼へ:社内と社外をどう巻き込むか ~
(2)【おすすめ映画】 『不都合な真実』
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だれのため?環境報告書ダイジェスト版
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今年の環境報告書もほぼ出揃ってきていますが、
近年では報告書と一緒に環境報告書を簡潔にまとめた
ダイジェスト版の小冊子が同封されていることが増えています。
まだ先日のエコプロダクツでも、こうした冊子が配布されていました。
環境報告書では企業理念、コンプライアンス、環境コミュニケーション、
社会貢献活動などCSRとして掲載しなければならない要素が多いため、
どうしてもその情報量が増えざるを得ません。
そこで、こうしたダイジェスト版は、ステークホルダーや一般消費者、
子どもなどにも読んでもらおうという目的で作られます。
しかし、実際にその冊子を手にとってみると、
環境報告書から理念と取り組み部分を切り出して、
言葉を短くし、ビジュアルを増やしただけものも少なくありません。
このように単純な省略版ではBtoBの営業先には十分かもしれませんが、
BtoCの場合は本当に伝えたい相手に伝わっているのでしょうか?
当社の環境教育・環境コミュニケーション実績データベースで
調べたところ、こうした冊子を作っている割合は下記の通りでした。
子ども向けダイジェスト版 7社(3%)
ターゲット不明確ダイジェスト版 22社(12%)
※調査対象企業 180社
(12月25日現在、2006年度環境報告書調べ)
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目的は”作ること”ではなく”伝えること”
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子ども向けダイジェスト版では言葉やビジュアルなど
子どもたちからの目線で作られていますが、
ターゲットが不明確なダイジェスト版では、
本当に伝えたい相手が求める情報が整理されておらず、
恐らく読み手の関心を損なってしまっていると思います。
このことは環境gooの調査※でも裏づけされており、
企業担当者が考える伝えるべき項目の優先順位と、
読者が考えるそれを比較したものでは大きく違いがでました。
特に生活や消費の鍵を握っている主婦をターゲットにするダイジェストは
ほとんど作られていないのが現状です。
主婦にとっては企業の取り組みがいかに生活に密接し、
いかに生活に必要なのか、役立つのかを知りたいところですが、
そういった視点で作られた冊子はほとんどありません。
また、例えターゲット別にダイジェスト版を作ったとしても、
作った後、どのように配布するかを最初の企画段階で
考えられていないということもありがちなことです。
これではせっかく作っても、ターゲットに伝えることができません。
今後、環境報告書だけでは伝えきれない情報を
ダイジェスト版で伝える動きはますます増えてくるでしょう。
しかし、ダイジェスト版の目的は”作ること”ではなく”伝えること”
であることを企画段階からしっかりと考える必要があり、
当社でも特に注意している点です。
※環境goo会員調査
http://eco.goo.ne.jp/business/marketing/er/enq06_3.html
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ブログ「寄り合いひろば」
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新しい“森林活用のかたち”を提案するブログ「寄り合いひろば」。
企業として森林に関わりたい方、
また企業とともに森林への取り組みを行いたい方に役立つ情報を
カテゴリーに分けて発信しています。
◎カテゴリー
○企業と森林の関わり
「人工林と生物多様性編」
http://tsubuyaki.sp-farm.com/?eid=608466
○企業が取り組める森林保全・活用方法
「企業と森林の関わり方 ~一般市民・従業員や
その他のステークホルダーを対象とした啓発活動・情報提供編」
http://tsubuyaki.sp-farm.com/?eid=608998
○一度、森林での体験プログラムを試してみませんか?
http://tsubuyaki.sp-farm.com/?cid=32181 ほか
※「つぶやき」コーナーでもスタッフが気ままにつぶやいています。
ご意見、ご感想お待ちしています。
http://spfarm.exblog.jp/
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環境イベント・セミナー情報
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※このコーナーではHPの「環境イベント・セミナー情報」掲示板から
ピックアップした情報を掲載しております。
下記の詳細、その他の情報、またイベント情報の提供は
こちらへ⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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環境・社会報告書シンポジウム
~ 責任から信頼へ:社内と社外をどう巻き込むか ~
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各種ガイドラインの動向やISO26000シリーズの見通しを
テーマとした基調講演、環境・社会報告書リサーチ結果の分析を
進めた上でのパネルディスカッションと大変有意義な内容。
■日 時/2007年2月13日(火) 13:30~17:45(開場13:00)
■会 場/株式会社損害保険ジャパン 本社ビル 2階大会議室
■パネリスト/
池田秀文氏 (経済産業省 産業技術環境局 環境調和産業推進室長)
上山靜一氏 (イオン株式会社 環境・社会貢献部 部長)
魚住隆太氏 (あずさサスティナビリティ株式会社 取締役)
後藤敏彦氏 (環境監査研究会代表幹事)
関正雄氏 (株式会社損害保険ジャパン CSR・環境推進室長)
田村太郎氏(多文化共生センター 前代表理事/IIHOE[人と組織と地球の
ための国際研究所]研究主幹)
【50音順】
コーディネーター 川北秀人氏(IIHOE [人と組織と地球のための
国際研究所] 代表)
■料 金/無料
■定 員/250名(事前登録制)
■主 催/環境goo(NTTレゾナント株式会社)
■後 援/環境省(予定)、経済産業省、
サスティナビリティ・コミュニケーション・ネットワーク 【50音順】
詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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【おすすめ映画】 『不都合な真実』
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環境問題に関するスライド講演を世界中で開いてきた、
アメリカの元副大統領 アル・ゴアが、
地球を愛し、子どもたちを愛する全ての人へ、
「人類が滅亡するまでの真実のシナリオ」を明らかにするドキュメンタリー。
■2007年1月20日(土)より
TOHOシネマズ六本木ヒルズほか、全国でロードショー
詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
『SPF通信』2006.12.26発行
登録 http://www.sp-farm.com/melma.html
解除 s.p.farm1@nifty.com
恐れ入りますが、こちらのアドレスまでご一報ください。
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(有)エス.ピー.ファーム/S.P.Farm(担当:海老根)
TEL 03-5283-6531 FAX 03-5281-5501
〒101-0052千代田区神田小川町2-14 KT小川町ビル4F
E-Mail : s.p.farm1@nifty.com
ホームページ : http://www.sp-farm.com/
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★(有)エス.ピー.ファームは
企業の環境対策や環境コミュニケーション、環境プロモーション、
企業内外の環境教育に関するプランニング及びプロデュースするとともに、
日本の森林と里山を保全し、有効活用する
新しい社会・経済システムの構築をめざしている会社です。
Copyright (c) S.P.Farm All rights reserved.
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