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~人と人、人と自然をつなぐ~
SPF通信-vol.175-
2020.06.30発行
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今月のSPF通信担当の佐藤です。
梅雨の時期となり、蒸し暑い季節になってきました。
特に今年は、自粛等で外にでる機会もないままで過ごして、
普段よりも暑さに身体が慣れていない状態の方々も多いかと思います。
長時間の野外活動や酷暑時などの外出は、どこにいても熱中症に
注意していきたいですね。
◇◆◇ 本号の目次 ◇◆◇
1.コラム
チェーンソー作業の安全衛生規則の強化
2.ブログ「寄り合いひろば」
判断する力
3.環境イベント・セミナー情報
【8/1(土)】 霧の高原 森林の楽校2020夏 8月
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チェーンソー作業の安全衛生規則の強化
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"林業"と聞いて真っ先に思いつく光景としては、森の中、
チェーンソーの轟音をうならせて身の丈の数倍、数十倍の高
さの木を伐り倒す。そんな場面(光景)ではないでしょうか。
私自身そうですが、チェーンソーを使い慣れていない側から
すると持っているだけでもなんだか怖い、一つ間違えたらケガ
しそうだ、ましてやそれを使って巨大な木を切り倒すなんて、、、
と思ってしまいます。
1日に何本も伐倒する現場の方々は、さすがプロの職人と思う
ばかりですが、その一方、全産業に比べ林業の死傷事故件数は
依然高い水準になっており、その事故の多くは立木(りゅうぼく)
の伐倒時に発生しています。
こうした中、昨年の8月1日から伐木作業等における危険防止の
ために一部改正された労働安全衛生規則が施行となり、伐倒時の
作業方法や防護衣の着用義務など安全作業へのさらなる強化が図
られています。
また、チェーンソーの資格を持っていても今年8月1日までに追加
で特別教育(数時間の補講)を受けていないと仕事としての伐木
業務は行えなくなります。もちろん林業のみならず土木工事業や
造園工事業など業種に関わらず対象となっています。
これを機に労働災害が減少していくことを願うばかりですが、
それとともにやはり個々、会社全体での安全対策は引き続き強化
していく必要があるのだと思います。
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300を減らす
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先日、チェーンソーでの吊り切り作業現場で遭遇したヒヤリと
した話です。
吊り切り作業は、枝や幹をクレーンのロープで吊って立木を伐っ
ていく作業で、周辺に建物などがあり、その場で立木を倒せない
場合や立木が巨大で一気に倒せない場合などに行います。
ざっくりとした手順ですが、①クレーンのロープを幹に玉掛けし
②クレーン操作者にこれから切る幹に対しての荷重(吊るための重
さ)を伝え③水平切りで切り離す、といった具合に行っていきます。
実際に作業に取り掛かってみると、切り離した瞬間に一気に木が
浮き上がりブランブランと大きく揺れて、作業者に当たりそうにな
りました。おそらく原因は計算したよりも持ち上げた幹の重さが軽
かったことでした。
実際に作業をした者と作業後に「危なかった」と話す中で、あるこ
とを思い出しました。
労働災害の経験則の一つで有名なハインリッヒの法則「1件の重大な
事故・災害の背後には、29件の軽微な事故・災害があり、その背景
には300の異常が存在する」というものです。
これが300のうちの1だったのでしょう。
チェーンソー作業はけしてリスクが少ない作業とは言い切れません。
ヒヤリとする経験が多いほどその分重大な事故につながる可能性は
上がります。
当社でも林業従事者への研修をお手伝いさせていただいておりますが、
どの現場技能者への研修でも安全に対しての再認識を促す内容は盛り
込まれています。
「そんなことは分かっている」と言われる方もいますが、普段毎日
同じ作業をしているとどうしても仕事の効率ばかりを考えがちになっ
てしまいます。そんな時に研修の場などを活用し、改めて安全に対し
て知識や意識を高めていく。研修の場だけに限りませんがこのことは
一生続けていく必要があると思います。
大きなケガなく、心も身体も元気に仕事をしつづけてほしいと思い
ながらこれからも森林・林業の人材育成に尽力していく次第です。
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ブログ「寄り合いひろば」
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新しい"森林活用のかたち"を提案するブログ「寄り合いひろば」。
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判断する力
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【8/1(土)】 霧の高原 森林の楽校2020夏 8月
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※新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を踏まえ、現在実施を
検討中です。
お申し込みは可能ですが、中止になる可能性がありますので、ご了承下さい。
詳細
https://blog.canpan.info/juon/archive/563#BlogEntryExtend
【と き】 2020年8月1日(土) 日帰り
【ところ】 群馬県昭和村 「日本で最も美しい村」
【内 容】 ◇森林作業体験(竹の伐採)
◇農作業体験(トウモロコシ収穫)
◇交流会
◇天然温泉「昭和の湯」の入浴(希望者)
※森林作業体験の指導や交流会に、
地元の方にも来ていただきます。
FAX番号 03-5307-1091
E-mail juon-office@univcoop.or.jp
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『SPF通信』2020.6.30発行
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