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CSR、環境経営に係わる環境コミュニケーション・環境教育について、
その手法やその業界別傾向、求められる要素等を当社の独自の調査と視点で毎月お届けするメルマガです。
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~人と人、人と自然とつなぐ~
SPF通信-vol.49-
2009.10.6発行
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SPF通信担当の海老根です。
先日、オリンピックの招致がリオに決まりました。
東京開催に関しては賛否がありますが、
東京に招致された場合ちょっと期待していたのが、
環境への取り組みです。
東京は「カーボンマイナスを目指すオリンピック」を
うたっており、オリンピックを機に環境への取り組みを
加速させることを目指していました。
オリンピックは来ないと決まってしまいましたが、
この方向性は継続してほしいですね。
◇◆◇ 本号の目次 ◇◆◇
1.コラム
「25%削減」 国民参加のサポートが企業価値のカギに
~ステークホルダーの取り組みにつながる環境コミュニケーション~
2.ブログ「寄り合いひろば」
生物多様性COP10に向けて~企業と生物多様性その7
「予防的アプローチと順応的管理」
3.環境イベント・セミナー情報
(1)第1回「生物多様性に係る国際条約に関する勉強会」
(2)第8回「エコサーバー・サポーターコース セミナー&検定試験」
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「25%削減」 国民参加のサポートが企業価値のカギに
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鳩山政権になり、
「2020年までに温室効果ガスを90年比で25%削減する」
という目標が発表されました。
国際的にも注目が集まるこの発言。
この政権を選挙で選んだのは私たち国民ですから、
日本は国民が一丸となりこの目標を達成しなければなりません。
1991年に経団連が「地球環境憲章」を制定し、
90年代後半から企業が環境報告書を出しはじめ、
今や企業の環境への取り組みはCSRとして定着しました。
その結果、平成20度『環境白書』の
「部門別エネルギー起源二酸化炭素排出量の推移」によると
90年度比で工場等の「産業部門」は-2.3%を達成しています。
これに対し、同書によると、
オフィスビル等の「業務その他部門」は+43.8%、
「家庭部門」は+41.2%と、大幅に増加しています。
この数値が何を意味しているか。
それは、企業が商品を生産する際の努力はカタチになっているが、
オフィスでの社員一人ひとりの意識、
ご家庭での一人ひとりのライフタイルにおける意識に関わる
部分では、CO2の排出量が増加しているということです。
「25%削減」という目標が発表された今日、
産業界には更なるエコ商品の開発が求められるでしょう。
また、その一方で「業務その他部門」「家庭部門」など
企業の生産努力以外の分野でもこの目標に向かって
一丸となった取り組みが必要になります。
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ステークホルダーの取り組みにつながる環境コミュニケーション
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そこで、今後は企業として取組んできたCO2削減のノウハウを
他の分野(特に、社員をはじめとしたステークホルダー)に享受し、
他の分野の取り組みをリードすることが期待されます。
それが、今後の環境教育、環境コミュニケーションです。
現在でも、多くの企業は環境教育、環境コミュニケーションを
積極的に行おうとしています。
しかし、今後その評価のカギとなるのは、その結果が
ステークホルダーの取り組み(意識変化、行動)につながるかどうかです。
そのためには、単純に「エコ」をイメージさせるだけでなく、
CO2削減の企業ノウハウを、ステークホルダー目線に置き換え、
ステークホルダーが自分ごとと意識し、楽しみながら取り組めるよう
今の環境コミュニケーション・教育ツールに応用することが肝心です。
例えば、ノベルティグッズを配布する際にも
リサイクル素材だから良いとばら撒いて、結局ゴミになるのではなく、
素材へのこだわりの他に、エコライフを応援するグッズに
なるといった、伝えるツールと伝え方にもっと工夫が必要です。
こうした、企業が「業務その他部門」「家庭部門」をリードする
環境教育、環境コミュニケーションの工夫は
今後のCSRの一つのあり方となるでしょう。
「25%削減」発言がされた今日、その取り組みへの国民参加を
企業がサポートすることが、企業価値のカギになるのです。
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ブログ「寄り合いひろば」
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新しい“森林活用のかたち”を提案するブログ「寄り合いひろば」。
企業として森づくりに関わりたい方、
また企業とともに森づくりを行いたい方に
役立つ情報をカテゴリーに分けて発信しています。
http://www.sp-farm.com/blog.html
○企業による日本の森林保全・森林活用動向調査
○企業と森林の関わり
○企業と森林の関わり方
◎企業として森林での体験プログラムをお試ししたい方は
こちら ⇒ http://tsubuyaki.sp-farm.com/?cid=32181
【New !】コラム---------------------------------------------
生物多様性COP10に向けて~企業と生物多様性その7
「予防的アプローチと順応的管理」
http://tsubuyaki.sp-farm.com/?eid=984571
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環境イベント・セミナー情報
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※このコーナーではHPの「環境イベント・セミナー情報」
掲示板から ピックアップした情報を掲載しております。
下記の詳細、その他の情報、またイベント情報の提供は
こちらへ⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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第1回「生物多様性に係る国際条約に関する勉強会」
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◆シリーズ
・第1回 生物多様性に係る国際条約(生物多様性条約) 10月
・第2回 我が国における生物多様性国家戦略(生物多様性基本法) 11月
・第3回 都道府県レベルでのうごき「生物多様性ちば県戦略」など 12月
◆第1回 開催概要
【日 時】2009年10月7日(水)13:00~16:00
【場 所】環境パートナーシップオフィス(EPO)会議室
(「表参道駅」徒歩約5分、「渋谷駅」約10徒歩)
【参加費】無料
詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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第8回「エコサーバー・サポーターコース セミナー&検定試験」
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◎エコサーバーとは
森林と環境問題を学び、日常生活を通じて自然と調和した
社会作りに貢献できることを目的にした検定。
農山漁村と都市を結ぶボランティア活動を始めるきっかけを提供し、
活動のリーダーへとステップアップするために3段階で構成されています。
【主 催】 特定非営利活動法人JUON(樹恩) NETWORK
【日 時】◇セミナー(日帰り2日間)
10月31日(土) 10:00~17:00
11月1日(日) 10:00~16:00
◇試験 11月1日(日) 11:15~12:45
【場 所】大学生協会館 東京都杉並区和田3-30-22
(東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅 徒歩7分)
【参加費】◇セミナー参加(受験料込み)
社会人: 10,000円/会員・学生: 9,000円
◇試験のみ参加(受験料)
社会人: 5,000円/会員・学生: 3,000円
【テキスト代】
2,800円(送料込み)
テキスト代は、上記参加費に含まれません。
既に「森林と私たちのこれから-東アジアの中の日本-」を
お持ちの方は、ご購入頂く必要はありません。
このテキストは、試験時に持ち込み可能です。
【締 切】10月15日(木)
※締切日を過ぎてのお申込みは、ご相談下さい。
詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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◆◇◆間伐材で環境保全活動!◆◇◆
間伐材グッズ&クラフトワークショップ
http://www.sp-farm.com/kanbatsu/k_top.html
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『SPF通信』2009.10.6発行
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