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CSR、環境経営に係わる環境コミュニケーション・環境教育について、
その手法やその業界別傾向、求められる要素等を当社の独自の調査と視点で毎月お届けするメルマガです。
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~人と人、人と自然とつなぐ~
SPF通信-vol.54-
2010.03.08発行
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SPF通信担当の海老根です。
最近、私もツイッターをはじめました。
商品やサービスの情報発信をしている企業や、
NPO等で活動している人の社会に対する意見、
家族や友人との個人的な近状報告、
工夫次第で色々な使い方ができることを実感しています。
鳩山総理のつぶやきが気軽に見られるのも
ツイッターならではですね。
◇◆◇ 本号の目次 ◇◆◇
1.コラム
「思いを形に」 ワークショップ型で企画を提案する
~ファシリテーターとして思いを引き出し、企画をつくる~
2.ブログ「寄り合いひろば」
生物多様性COP10に向けて~企業と生物多様性その11
「生物資源の利用から生じる利益の公正かつ公平な配分」
3.環境イベント・セミナー情報
緑のボランティア活動 助成セミナー2010
『緑のボランティア活動報告会2010
-パートナーシップによる森林づくりの推進に向けて-』
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「思いを形に」 ワークショップ型で企画を提案する
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9月に岐阜県不破郡関ヶ原町立今須中学校の3年年生5人が、
修学旅行の機会に、当社を訪れました。
目的は、林業についてヒヤリングすること。
この中学校は1学年15名程度の小さな学校なのですが、
総合的な学習の時間で、関ヶ原町への提言を行っています。
この学年では、今須林業に関わる問題点に注目して
提言を行うということで、当社にヒヤリングにきました。
今回のヒヤリングでは、事前にその内容が送られてきました。
その文章に記載された質問を見ると、
「今須林業の現状を知ってもらうにはどうしたらいいのでしょうか?」
「関ヶ原町役場に話を聞きに行ったら、予算がないといわれました。
どうしたらいいのでしょうか?」
「間伐材の利用促進のために間伐材のグッズを作ろうと思うのですが、
どうしたらそのグッズを使ってもらえるでしょうか?」
といった、今須林業の普及、PRについての企画がほしいようでした。
当社では、こうした企画を作ることが可能です。
ホームページを見ただけで、それを読み取り、
当社に相談しに来ようとしていることにまず驚きました。
しかし、企画というのは簡単につくることができません。
企画というのは、対象の絞込み、マーケティングやポテンシャル分析
といった、さまざま要素が必要だからです。
そこで、私たちは単純にヒヤリングに答えることをやめました。
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ファシリテーターとして思いを引き出し、企画をつくる
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中学生の皆さんが訪問されたとき、まず私たちは逆に質問しました。
「今須林業の問題を多くの人に知ってもらい、なんとかしたい」という
大きな思いは分かったのですが、それを掘り下げる必要があったからです。
そこで私たちがファシリテーターとなり、
誰に、何をしてもらいたいのか、地域はどんな状態だと思うのか、
まず個々の思いや意見を聞き出しました。
そして、それを実現するにはどんな課題があるのか、
逆にどんな仲間がいて、どんな場所が使えるのか、
こうした要素や強み・弱みを彼ら自身で考えてもらいました。
私たちは、その考えるヒントとして、林業の状況や他地域の事例、
役場や周りの大人を巻き込む方法などを話しました。
そして、企画というのは、その要素をどうのように組み立てて
つくるのかという方法を知ってもらいました。
このようなワークショップの手法をとったのは、
彼ら自身で企画できるようなってほしかったからでもあります。
未来を担う若者が、地域にこれだけ真剣に目を向けているのですから、
この思いを継続して地域の問題に取り組んでもらいたいと考えたからです。
卒業を目前に、彼らは提言書をまとめ、それが送られてきました。
そこには、アンケート調査の結果の他に、
ホームページを作ったり、林業体験を企画したり、
間伐材製品を開発したり、行動が伴った提言がされていました。
問題解決に向け、自分たちで企画をつくり、実行するという、
彼らに出した難しい宿題を、見事にやり遂げていました。
そして、お礼の手紙には、ワークショップ形式がよかったとありました。
当社は、企画会社なので企画書としてまとめ提案することができます。
しかし、企業向けでも「来年度の環境コミュニケーションは何をすべきか」
といった大きな課題に対しては、このようなワークショップ形式で、
先方の思いを聞き出し、形にすることもあります。
こうしたプロセスを経てつくりあげた企画は、
ご担当の方の思いも強く反映でき、よりその企業に密着したものになり、
独自性の高いものをつくることができるのです。
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ブログ「寄り合いひろば」
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新しい“森林活用のかたち”を提案するブログ「寄り合いひろば」。
企業として森づくりに関わりたい方、
また企業とともに森づくりを行いたい方に
役立つ情報をカテゴリーに分けて発信しています。
http://www.sp-farm.com/blog.html
○企業による日本の森林保全・森林活用動向調査
○企業と森林の関わり
○企業と森林の関わり方
◎企業として森林での体験プログラムをお試ししたい方は
こちら ⇒ http://tsubuyaki.sp-farm.com/?cid=32181
【New !】コラム---------------------------------------------
生物多様性COP10に向けて~企業と生物多様性その11
「生物資源の利用から生じる利益の公正かつ公平な配分」
http://tsubuyaki.sp-farm.com/?eid=1024035
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環境イベント・セミナー情報
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※このコーナーではHPの「環境イベント・セミナー情報」
掲示板から ピックアップした情報を掲載しております。
下記の詳細、その他の情報、またイベント情報の提供は
こちらへ⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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緑のボランティア活動 助成セミナー2010
緑のボランティア活動報告会2010
-パートナーシップによる森林づくりの推進に向けて-
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(社)国土緑化推進機構では、「緑の募金」事業、「緑と水の森林基」
事業、「日中緑化交流基金」事業および国庫補助事業、あるいは
企業との協働等により、国内外で森林づくりに積極的に取り組んでい
る森林NPO・ボランティア団体の活動を支援しております。
そこで、この度、2009年度に支援した約500件の事業のうち、特色ある
代表的な6事例について活動報告するとともに、今後のパートナーシップ
による森林づくりの方向性についてディスカッション行い、併せて、緑の
募金の協力者や森林NPO・ボランティア団体等の関係者が一堂に会して、
情報交換やネットワークづくりを行う交流会を開催します。
■開催日程/平成22年3月19日(金)
【第1部】 10:30~12:30
【第2部】 13:30~17:45
【第3部】 18:00~20:00(交流会)
■会 場/「弘済会館」(東京都千代田区麹町5-1)
■主 催/(社)国土緑化推進機構
■後 援/林野庁、美しい森林づくり全国推進会議
■参 加 費/無料(18:00~の交流会は参加費\1,000)
■定 員/120名
■申込締切/平成22年3月15日(月)
(定員に満たない場合は、当日まで受付)
詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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◆◇◆間伐材で環境保全活動!◆◇◆
間伐材グッズ&クラフトワークショップ
http://www.sp-farm.com/kanbatsu/k_top.html
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『SPF通信』2010.03.08発行
登録 http://www.sp-farm.com/melma.html
解除 s.p.farm1@nifty.com
恐れ入りますが、こちらのアドレスまでご一報ください。
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(株)エス.ピー.ファーム/S.P.Farm(担当:海老根)
TEL 03-5283-6531 FAX 03-5281-5501
〒101-0052千代田区神田小川町2-14 KT小川町ビル4F
E-Mail : s.p.farm1@nifty.com
ホームページ : http://www.sp-farm.com/
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★(㈱)エス.ピー.ファームは
企業の環境対策や環境コミュニケーション、環境プロモーション、
企業内外の環境教育に関するプランニング及びプロデュースするとともに、
日本の森林と里山を保全し、有効活用する
新しい社会・経済システムの構築をめざしている会社です。
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