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CSR、環境経営に係わる環境コミュニケーション・環境教育について、
その手法やその業界別傾向、求められる要素等を当社の独自の調査と視点で毎月お届けするメルマガです。
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~人と人、人と自然をつなぐ~
SPF通信-vol.89-
2013.02.12発行
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SPF通信担当の大和田です。
全国各地で、インフルエンザ警報が発令されています。
寒く乾燥したこの時期は、インフルエンザウイルスが
一番活発になります。
予防の為にワクチンを打つことは大切ですが、
必ずしも防げるということでもないようです。
ここは基本に帰り、手洗い・うがいの徹底と、
規則正しい生活リズムで免疫力の維持に努めましょう。
◇◆◇ 本号の目次 ◇◆◇
1.コラム
花粉症対策の救世主
~無花粉スギと既存スギ、両方の共存を目指して~
2.ブログ「寄り合いひろば」
インパクトよりもメッセージを大切に
3.環境イベント・セミナー情報
国際森林デー制定記念・国連生物多様性の10年
「グリーンウェイブ2013」キックオフ・フォーラム
~世界とつながる、全国で拡げる、地域で深める
「グリーンウェイブ」の提案~
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花粉症対策の救世主
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まだまだ寒い日が続く2月ですが、もうあの季節がやってきて
しまいました。
年々悩まされる人が増える、「花粉症」の季節です。
敏感な人は既に症状が出はじめていると思いますし、
対策を打つなら今すぐにでもはじめるのが効果的ですね。
そういえば、海外の花粉症事情はあまり聞いたことがありません。
海外にも花粉症はあるようですが、その原因となる植物は国に
よって大きな違いがあるようです。
例えば、北アメリカはブタクサ花粉症。ヨーロッパはイネ科花粉症。
植物によるアレルギー反応ですから、その国ではどの植物の花粉が
多く飛散するのかによってかなり違いがありますね。
日本国内においても、北海道(シラカバ花粉)のように地域によっては
症状を引き起こす植物に違いはあるようですが、やはりその大半は
「スギ花粉」といえると思います。
そこで、少し前から注目を集めているのが花粉を飛散させない
「無花粉スギ」。
これはもともと、自然界で偶然発見された突然変異体で、現在では
研究により新品種が次々と開発されています。
無花粉スギが最初に発見されたのは、1992年のことです。
富山県内のとある神社で発見され、それから様々な研究の末、
2007年に全国第1号の無花粉スギとして品種登録されました。
スギ花粉に悩まされる方にとっては、救世主となり得る存在かもしれません。
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無花粉スギと既存スギ、両方の共存を目指して
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無花粉スギの一番のメリットは、当然のことながら花粉を飛散
しないことですが、木材としての質も伴っていないことにはこの
スギを普及促進させていくのは非常に難しいことでした。
また、大量増殖の為に苗の安定生産体制を整えていくことも大きな課題でした。
そんな中、富山県の森林研究所が無花粉スギと精英樹
(成長や形質が優れたものを選抜・登録した個体)を交配することで
全く花粉が無く、木材としても良質な「優良無花粉スギ」の苗を、
種子から大量に生産する技術を全国で初めて確立し、その苗の記念植樹が今月、
都内で行われるそうです。
この優良無花粉スギを皮切に全国で無花粉スギの普及が進むと良いですね。
しかしながら、忘れてはいけないのが既に植林された多くのスギの存在です。
ご存じの通り、日本は戦後の急激な木材需要に対応するため
「拡大造林政策」を打ち出し一気に植林を推し進めたわけですが、
昭和39年の木材輸入完全自由化を境に、国産材の利用率は一気に
下降線を辿りました。
今でこそ国産材の利用が謳われ、利用促進のための法律が施行されるなど
国としての対策がなされていますが、なかなか思うようには進まないのが現状です。
無花粉スギの普及は望まれるところですが、既に植林されたスギ林についても
引き続き精力的に整備を進める必要があります。
『花粉症の原因と考えられているのは、標高300メートル以下の
都市部に近い場所にあるスギであり、そのスギを徐々に植え替えて
いけば無花粉スギの普及が進み、花粉症対策となるのではないか』
という考え方もあります。
既に植林されたスギと無花粉スギ。
どちらも日本の財産であることに変わりありません。
それをどのように活かすか、それが今、わたしたちに問われています。
日本の財産を整備・管理することができるのは限られた林業従事者であり、
広大な日本の森林を守るためにはさらに多くの人材が必要です。
引き続き、質の高い人材育成環境を提供させていただけるよう、取り組んで
まいりたいと考えております。
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ブログ「寄り合いひろば」
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新しい“森林活用のかたち”を提案するブログ「寄り合いひろば」。
企業として森づくりに関わりたい方、
また企業とともに森づくりを行いたい方に
役立つ情報をカテゴリーに分けて発信しています。
http://www.sp-farm.com/blog.html
○企業による日本の森林保全・森林活用動向調査
○企業と森林の関わり
○企業と森林の関わり方
◎企業として森林での体験プログラムをお試ししたい方は
こちら ⇒ http://tsubuyaki.sp-farm.com/?cid=32181
【New !】コラム------------------------------------------
インパクトよりもメッセージを大切に
http://tsubuyaki.sp-farm.com/?eid=1102676
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環境イベント・セミナー情報
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※このコーナーではHPの「環境イベント・セミナー情報」
掲示板から ピックアップした情報を掲載しております。
下記の詳細、その他の情報、またイベント情報の提供は
こちらへ⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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国際森林デー制定記念・国連生物多様性の10年
「グリーンウェイブ2013」キックオフ・フォーラム
~世界とつながる、全国で拡げる、地域で深める
「グリーンウェイブ」の提案~
http://www.greenwave-net.com/activities/forum2013/
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【日 時】 2013年2月28日(木) 13:30~18:15
【場 所】 港区立エコプラザ(東京都港区浜松町)
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生物多様性条約事務局が、5月22日「国際生物多様性の日」を中心に
生物多様性保全のための行動を呼びかける世界共通のアクションである
「グリーンウェイブ」。
我が国では、環境省・農林水産省・国土交通省により3月1日~6月
15日の期間で行動が呼びかけられ、毎年活動の拡がりをみせています。
特に、昨年9月に策定された「生物多様性国家戦略2012-2020」では、
我が国の愛知目標達成に向けた取組の一指標として「グリーンウェイブ」
が位置付けられたり、昨年12月に国連総会で3月21日を「国際森林デー」
とすることが定められたりするなどの国内外の潮流を踏まえると、本年
の「グリーンウェイブ」を通して、更なる森づくりや生物多様性保全の
環が拡がっていくことが期待されます。
そこで、今年のキックオフ・フォーラムでは、「グリーンウェイブ」
に関わる国内外の最前線の情勢をご紹介するとともに、世界とつながり、
全国で拡げ、地域で深めるための教材や枠組みのご紹介、さらには環境
キャンペーンとして全社的に取り組む企業や、学校やNPO等に呼びかけて
地域一体となって展開する自治体などの先進事例紹介を行います。
皆さまのご参加を、お待ちしています。
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■ 開催概要
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【日 時】2013年2月28日(木) 13:30~18:15
【会 場】港区立エコプラザ(〒105-0013 港区浜松町1-13-1)
【交 通】JR「浜松町」駅より4分、都営地下鉄「大門」駅より3分
【参加費】無料
【対象者】生物多様性保全、森づくり、環境教育等にご関心のある方
150名
詳細⇒ http://sp-farm.com/bbs/patio/patio.cgi
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◆◇◆間伐材で環境保全活動!◆◇◆
間伐材ノベルティグッズ&クラフトワークショップ
http://www.sp-farm.com/kanbatsu/k_top.html
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『SPF通信』2013.02. 12発行
登録 http://www.sp-farm.com/melma.html
解除 s.p.farm5@nifty.com
恐れ入りますが、こちらのアドレスまでご一報ください。
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(株)エス.ピー.ファーム/S.P.Farm(担当:大和田)
TEL 03-5283-6531 FAX 03-5281-5501
〒101-0052千代田区神田小川町2-14 KT小川町ビル4F
E-Mail : s.p.farm5@nifty.com
ホームページ : http://www.sp-farm.com/
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★(株)エス.ピー.ファームは
企業の環境対策や環境コミュニケーション、環境プロモーション、
企業内外の環境教育に関するプランニング及びプロデュースをするとともに、
日本の森林と里山を保全し、有効活用する
新しい社会・経済システムの構築をめざしている会社です。
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